こんにちは。タコ🐙です。お薬のお話と40代からの子育てについて書いています。コロナ禍の5月に娘が産まれました。少し前にコロナ禍での出産について書きましたが、今回は出産前から退院後の夫側の出来事を書いていきます。
いつもと違う?出産まで
1月に妻のつわりが少しだけおさまったので市町村主催の母親学級に同行し、先輩ママさんが6カ月の赤ちゃんを抱っこさせてくれて、少し赤ちゃんと触れ合う時間を下さいました。その後も両親学級に参加して沐浴の仕方などの講習を受ける予定だったのですが、新型コロナウイルス流行の影響で市町村主催のものも産院やベビー用品店主催ものまですべて中止になりました。不要不急の外出をしないようにとニュースでも盛んに伝えられるようになり、気晴らしの買い物や外食さえも難しくなってきました。外出できなくなり、産後の生活の情報がなくなったため、YouTubeやブログで代替することになりましたが、やはりイメージがわきにくいものでした。
出産当日
帝王切開の手術の日は朝から病院内で待機するように言われ、1時間ほどで産まれました。待っている間はとても長く感じました。手術前のエコー検査であまり状態がよくないといわれていたので、時間がかかるかもしれないと心配でした。
出産後、「産まれましたよ」と目の前に連れてきてくれたものの、1、2枚写真を撮ったらソソクサと連れて行ってしまって抱っこどころか触れることすらできなかったし、ビデオをとる猶予など与えてもらえなかったのです。初めは対面することもできないといわれていたので、まだ産まれたての赤ちゃんに会えたことは良かったのかなと思います。(同じ時期に個人病院で出産された方はご主人だけ立ち合いや面会ができたそうです。妻はコロナ患者を受け入れている総合病院で出産したため、このような形でした。)妻は朝一番の手術でその後2人の妊婦さんの帝王切開があったようで、全部終わってから、執刀した先生が待合室まで来て説明してくださいました。お忙しい中、その心遣いは嬉しかったです。
3週間の妻の入院中、妻に会ったのは3回で1回は主治医から妻と一緒に手術前の説明を聞いた時、2回目は帝王切開前日に着替えを持って行って助産師さんがドア越しに手を振らせてくれた時、3回目は産まれて数日経って赤ちゃんに付ける名前の相談をしにいった時、3回目の時はこっそり会いましたが、赤ちゃんには会えていません。本当に刑務所みたいです!
赤ちゃんが家にやって来た!
女性(妻)は妊娠した時から、母親になるけれど、男性(夫)は子供が生まれても父親になり切れていないといわれますが、年齢は関係なく、初めて子育てしようとしている夫の私がいきなり退院後から赤ちゃんに関わっていくのには少し無理がありました。
入院中、妻は産院で沐浴の指導があったそうです。本来希望すれば私も一緒に沐浴指導を受ける事ができたのですが、これもコロナで無理でした。妻からこれで勉強しとけよと言わんばかりにYouTubeの動画が送られてきたので、とりあえず目を通しました。私が娘を始めて抱っこしたのは退院日に車で迎えに行ったときです。帰ってきて妻が「YouTubeで沐浴の動画みてくれたんだったらできるでしょ!」と赤ちゃんの沐浴をせがまれたのですが、3時間程前に始めて我が子を抱っこしたばかりで抱っこの仕方もよくわからないのに無理です。しぶしぶ、妻がやりました。実はこの後も沐浴は私は1回も携わっていません。妻が先生になって私に指導してくれたのですが、無理でした。新生児をお湯につけるのはこわかったのです。弁解の為に申しておくと今現在、沐浴を卒業した娘を毎日お風呂に入れているのは私です。
コロナ禍でなければなぁと考える時は多々ありました。コロナ禍でなければ、新米パパは入院しているママと赤ちゃんの元に仕事を早く切り上げて赤ちゃんに会いに行くのでしょう。コロナ禍でなくても会えない事情をお持ちの方もいらっしゃるでしょうし、私だけではなく日本いや世界で皆我慢していることとはいえ、複雑でした。
赤ちゃんとの生活が始まるとそんな気持ちだったことも忘れ、赤ちゃんのお世話と産後でつらそうな妻をサポートするのに必死でした。私たちだけではなく、コロナの影響でこのようなケースで出産した夫婦が何組もいるのかと思うとつらいです。一日も早くこの新型コロナウイルスが終息に向かい、安心して妊娠、出産ができる世の中になるよう願っています。
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