こんにちは。薬剤師のタコP🐙です。お薬のお話と40代からの子育てについて書いています。
30代半ばで結婚し、夫婦2人の時間を長く経て、現在は夫婦共に40代で6カ月の子供を育てています。妻が40歳になる前に不妊治療を決断したので、妻の了承を得てそのことについて書いています。
前回、30代半ばで結婚したものの、すぐに妊娠することはなく、ゆっくりのんびり夫婦2人の生活を楽しんでいたのですが、妻が40歳を目の前にしたある日「私、後悔するかもしれない!」と突然言い出して、市の保健センターに不妊相談に行き、重たいおしりをついにあげて、仕事と両立させながら土日夜間も診察しているレディースクリニックで人工授精を数回行うのですが、妊娠には至らず…というところまでお話しました。続きです。
やはり、仕事と両立しながらというのは難しいようで、(職種や職場の雰囲気にもよると思いますが)ついに妻は仕事を辞めてしまいます。それも早く体外受精に進みたかったからです。今まで数回行った人工授精は、金額的にも1回につき2~5万円といったところが相場でした。体外受精の場合は1桁変わって1回につき20~60万円が相場だそうです。自費診療なのでクリニックによってまた受ける側の状態(卵巣の状態など)によって価格が大きく異なるのです。体外受精の場合、前回の表にある通り、治療を開始した時点で妻の年齢が40歳未満の場合は通算6回、40歳以上の場合は通算3回までしか補助がでないこととなっています。こういうものがあるために保健センターの不妊相談に行って40歳になるまでに早くしなければと急がされたのでした。
人工授精…洗浄、濃縮した精液を子宮内に注入することによって妊娠を図る
体外受精…排卵直前に体内から取り出した卵子を体外で精子と受精させ、2~5日間体外で培養後、培養した胚(受精卵)を子宮内に戻して妊娠を図る
顕微授精…顕微鏡下で注射針などを使って卵子に精子を注入する
人工授精は、卵子がベストな状態でなくてもイチかバチかエイヤーと出せる費用でしたが、体外受精の場合は簡単に出せる費用ではありません。1回1回慎重に体も心もベストな状態でやりたいと思ったそうです。それには、仕事を辞める必要がありました。不妊治療と仕事は、大きな課題で職場に事実を話している人も、事実を隠している人もいるそうです。妻の場合、人工授精まで働いていた職場には事実を話さざるをえなかったようです。
不妊治療をすることに関しては、子供を持つママさんが多い職場だったので、大賛成!でも突然仕事を休むことに関しては、大反対!でした。それは頭では理解できても子供が熱を出したからと言って休むのはOKなのに、まだ形のない命のために急に休むことは許されないということがどうも納得できず、モヤモヤしていたみたいです。
人工授精は、いついつぐらいにと日程を決めても、明日まで待ちましょうとかもう一度卵の状態を診てからとか、卵の状態に合わせなければならないのです。そのため、明日急に休まなければならないということもあります。ストレスが一番妊活にはよくないなどと聞きますが、不妊治療はお金がかかるし、本当に早く保険適用(※)にしてほしいものです。
(※)2022年4月から不妊治療は保険適用されています。参照→
(リーフレット)不妊治療の保険適用 (mhlw.go.jp)
続き(不妊治療③/4の記事)はこちらの記事になります。
良ければこちらの記事もご覧ください。
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