40歳を前にして妻が決断した不妊治療①

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不妊治療

こんにちは。薬剤師のタコP🐙です。お薬のお話と40代からの子育てについて書いています。

30代半ばで結婚し、夫婦2人の時間を長く経て、現在は夫婦共に40代で6カ月の子供を育てています。妻が40歳になる前に不妊治療を決断しました。そのことについて書いていきます。

不妊治療を決断するまで

私たちが結婚したのは、30代半ばでした。私自身は結婚して3年までに子供ができなかったら、もうできないだろうと思っていました。あっという間にその3年は過ぎ、ゆったりと新婚生活を過ごしていました。妻が一緒の時には言われることはなかったのですが、私一人で実家に帰ると、子供のことは考えていないのか?や、検査に行かないのか?などと両親や兄弟から質問攻めにあうこともありました。

実は、どうも妻は不妊治療や妊活について、いいイメージを持っていなかったようで、運命に任せるとか、子供が必要な人生なら神様が与えて下さるとか、何か信仰しているわけでもないのに、そのようなことばかり言っていました。今から思うとイヤだったのでしょうか。実際、治療をするとなると、男性に多少問題があったとしても診察に行くのは女性の体(排卵日など)に合わせることになるだろうし、負担は妻の方になるからあまり無理強いもできないと思っていました。

お金の問題

そんな妻が40歳を目の前にしたある日、「私、このままだったら後悔するかもしれない!」と言い出しました。そして、まずとった行動が市の保健センターが開催している不妊相談に妻一人で行きました。そこで産婦人科の医師と保健師の方が話を聞いてくれたみたいで、補助金の申請の仕方なども教えてもらったそうです。

教えてもらった事実として、補助金を申請するのに年齢が大きく関係していることでした。ご存知の方も多いでしょうが、不妊治療には一般不妊治療と特定不妊治療があり、まず大掛かりな治療をしない一般不妊治療からになり、成果が得られなかった場合、特定不妊治療になるのですが、その特定不妊治療は1回目を40歳になるまでに始めた方が有利になるということでした。なぜそのようなことが言えるのか表にまとめました。

一般不妊治療と特定不妊治療の内容、金額の違い

一般不妊治療特定不妊治療
助成対象経費体外受精及び顕微授精を除く不妊治療及び検査に係る費用。
不妊かどうかを調べる検査も含みます。
不育症に対する検査及び治療に係る費用。
体外受精及び顕微授精に係る治療費。
対象者
夫婦の前年(1月~5月は前々年)の所得が730万円未満の方。
体外受精及び顕微授精以外の治療法によっては妊娠の見込みがないか又は極めて少ないと医師に診断された戸籍上の夫婦の方。(第2子以降も対象になります。)
夫婦の前年(1月~5月に申請する場合は前々年)の所得が730万円未満の方。
助成額1年度間の治療費が3万円未満の場合はその金額を、3万円を超える場合は3万円を上限に助成します。(1年度とは、4月1日から翌年の3月31日までを指します。)治療の種類により7.5万円~30万円を限度に助成
助成期間原則、連続する2年間助成初めて助成制度を申請する(申請した)際の治療開始日の妻の年齢
40歳未満の方43歳になるまでに通算6回まで、年間制限なし
40歳以上の方43歳になるまでに通算3回まで、年間制限なし
43歳以上の方…助成対象外
1回の治療でかかる金額(目安)   2~5万円 20~60万円
一般不妊治療と特定不妊治療の助成額の違い。開始する年齢でも差があることがわかる。(厚生労働省HPより改変)

このことから、特定不妊治療をするなら、1日でも早く40歳になるまでに!と言われ、やっとおしりに火がついて夜間と土日も診察しているレディースクリニックへとりあえず行きました。

そこで人工授精を数回しましたが、仕事終わりに行って夜10時や11時に帰って来ることもありましたし、仕事が終わって家で夕食を済ませてから車で送って行き、帰りは日付が変わっていたこともありました。

排卵日に仕事を休めるのか、毎回きわどい中で卵が完全に熟成していなくても今日は日曜日だからイチかバチかやってもらうということもありました。仕事との両立で無理をしながらだったので、妊娠するわけもありませんでした。妻自身、時間とお金の無駄だと思ったのか、仕事を一旦辞めて大手の有名な専門の不妊治療クリニックで体外受精をすることに決めました。

長くなるので、続きはまた次回にします。39歳で決心してからは、治療以外にも色々試したようですが、妻は子宮の状態があまりよくなかったので湯たんぽに温めグッズを愛用していました。以下に実際に使っていた湯たんぽと温めグッズです。

続きはこちらの記事になります。

皆さんの意見がありましたら、お問い合わせフォームからよろしくお願いいたします。

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