妻の母乳が出なくなりました。

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赤ちゃんとの生活

こんにちは。タコp🐙です。今日は子育ての話です。現在、妻と共に5カ月の娘を育てています。夫婦2人とも40代です。先日、ついに妻の母乳が出なくなりました。その時に救われた育児本の紹介と夫の私がどう行動したかをお話します。

ある日の夜中の授乳中の夫婦の会話です。

妻「なんか、お乳の出が悪いみたい…」

私「…。」

妻「どう思う?どうしよう?本当に出なくなったかもしれない…。」

私「…。」

妻は大変ショックそうで、固まっています。赤ちゃんはお腹がすいているのにお乳が出てこなくて泣いています。こういう時、夫としてどう答えるのが正解なのでしょうか?

  1. ミルクあげればいいじゃん!
  2. 搾乳してみれば?
  3. 何か悪い物食べたんじゃない?
  4. 年齢のせいなんじゃない?
  5. (無言)

一時はミルクで育てるのがよいなんて言われた時代もあるそうなのですが、母乳神話に苦しめられる新米ママさんも多いと聞きます。我が家は最初から母乳とミルクの混合栄養だった為、赤ちゃんの父である私としては、現在も続く夜中のミルクは正直きついですが、自分の腕の中でミルクを飲んでくれる嬉しさも感じています。また、ミルクであれば妻を息抜きに外の世界へ送り出すことも可能です。おかげで赤ちゃんはしっかり私になついています。これはミルクのおかげです。

さて、先ほどのクエスチョンの答えですが、妻の回答は5番でした。何も答えなくてよかったようです。その後、妻は自分で何とか心の整理をつけたようでした。参考までに妻の気持ちの整理がついた本を紹介します。

偶然図書館で借りたこの本の中に「母乳が出なければミルクでOK。おかあさんがラクな方法を選びましょう。」と書いてあるページがあったそうです。子育てだけに限らず、悩んでいることの答えはどこにあるかわかりませんね。子育て素人の私が何か気休めに言うより、小児科医の先生の専門家の説得力ある言葉のほうがすんなり入っていくのでしょう。子育て本に助けられた出来事でした。その中の一節を紹介します。

ちまたではナチュラル育児が流行っていて「母乳神話」や「完全母乳主義」があるそうです。母乳で育てると知能が高くなる。母乳で育てた子は穏やかに育つ。母乳で育てれば発達障害にはならない。母乳で育った子にアトピーは少ないなどなど。乳房ケアに訪れたマッサージ院では母乳の素晴らしさを説かれ、「なにがなんでも母乳で育てなきゃ!」と自分を追いつめてしまったおかあさんもいました。

小児科医のぼくが伝えたい最高の子育て 高橋孝雄 マガジンハウス 税別1300円

妻もこれまでも何度か母乳が出にくくなった時、助産院に行って乳房マッサージを受けたことがありました。助産院ではやはりそのような指導をすることがあるようです。妻はそれを受けてもっと頑張らなきゃと思ったのか、今まで以上に母乳をあげようとしていました。本の中にもありますが、楽しみながらできるひとは素晴らしい。そうでなければ無理する必要はない。ミルクであっても、市販品の離乳食を食べさせても母親失格なんて誰も思わないということ。頭ではわかっていても、ストンと落ちるのに心の整理が必要だったみたいです。父親もまた同じかもしれません。

お母さんは~しなければならない。お父さんは~でなければならないなど、とかく40歳を過ぎた私などは考えがちですが、いつまでも昭和の常識にとらわれず、柔和な心で令和の子育てを楽しみたいものです。情報に振り回されて何か違うなぁと感じれば、すぐに変えればいいだけのことなのかもしれません。

ちなみに5番の無言ですが、決して無視をしたのではなく、妻に寄り添ったうえでの無言です。

ご紹介した本は赤ちゃんだけではなく、小学校低学年ぐらいまでのお子さんを子育て中のお父さんお母さんに向けての子育て本で肩の力がふぅっと抜ける内容です。我が家も子供の成長に合わせて、何度も読み返したい本の一冊になりました。

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