こんにちは! 薬剤師のタコP🐙です。お薬のお話と40代から始まった1歳の娘の子育てについて書いています。
「ぼちぼちいこか」という絵本をご存知でしょうか?私の娘が大好きな絵本です。1980年が初版ということなので、もしかしたら、親子でまたは、お孫さんの3世代で楽しんでいらっしゃる方もおられるのではないでしょうか。主人公のかば君が色々な職業に挑戦するものの、うまくいかず、最後は「ええことおもいつくまでー」「ぼちぼちいこか」と終わる話です。
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この絵本は大阪市生まれの今江祥智さんという方が関西弁で訳されていて、何ともおかしく、テンポがよく、読み聞かせをしている親の方もほっこりします。と、言うのも、私が関西出身だからかもしれません。
「訳者のことば」のところに、「みなさんも、ひとつ、おくにことばに訳して、たのしんでみてください」と書いて下さっているので、それぞれの地方の言葉で読むと楽しそうです。
令和2年から始まったコロナ禍も令和3年を過ぎて令和4年まで続きそうです。これまで当たり前だったことが当たり前でなくなりました。また、経営やお商売をされている方などはこの時期にこのぐらいの売り上げが見込めるだろうと予測していた数字がほとんどなくなり、生活が苦しくなった方たちもいます。生活を助けるための補助金も業界により偏っていると言われています。業界によって補助金がもらえるかどうかで「勝ち組」「負け組」が分かれている状況ですが、主人公のかば君からは目先のお金で言い争っている大人たちと距離を置いて自分の世界があって、とても羨ましい気がします。
マスク生活が始まり、医療崩壊もおこって、学校も休校…。どうなるんだろうと言っているころに、私の娘が生まれました。生まれた時から、マスクをしている大人を見ているので「自分も大きくなったら、マスクつけれるんだ!」みたいな感じで「おねえちゃん=マスク」といった公式が彼女の頭の中にできています。2歳未満は、マスクはしなくてよかったのですが、来年から2歳になるので、彼女もいよいよマスク生活が始まります。
また、今江さんは、「とにかくせちがらく、あわただしい世に、じっくりと自分をみつめ、ぼちぼちと自分について考えてみることも、たいせつではないでしょうか。」と綴られています。当時、1980年(昭和55年)に書かれた文章ですが、どの時代であってもせちがらくあわただしい世の中なのでしょうね。
そんな中でも特に令和2年からのコロナ禍は特にと言えるでしょう。お正月にじっくりと自分を見つめ直すのも良いかもしれません。思い通りにならないこと、自分の努力だけでは何にもならないこと、コロナ禍だから、たくさんあると思います。そんな時は肩の力を抜いて、「ま、ぼちぼち いこかーということや」で頑張りましょう。
今年1年間、このブログをお読みいただきありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。良い情報がお届けできるよう、頑張ります!皆様、よいお年をお迎えください。
ご紹介したこの本は標準的な大きさの本以外にミニ版、英語版もあります。興味があれば用途に合わせてご購入下さい。
標準的な大きさの本です。
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子供でも持ちやすいミニ版です。
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英語版(日本語訳付き)もあります。日本語訳と見比べると訳者が工夫して意訳していることがよくわかります。英語の授業が始まった小学生へのプレゼントによさそうです。
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