コロナ禍で町の薬局勤務の薬剤師ができること

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新型コロナウイルス

こんにちは。薬剤師のタコp🐙です。お薬のお話と40代からの子育てについて書いています。

はじめに

新型コロナウイルス感染症が猛威をふるって、最近では感染力が強いと考えられている変異種も流行し始めているようです。日々コロナ患者さんが増加し、医療職のマンパワーが不足し、病院の受け入れが難しくなり、医療崩壊している状況になってきています。一方で私のような医療職ではありながら、治療に直接関わることもなく、検査に関わることもない薬局勤務の薬剤師がこの状況に貢献できることはないのだろうかと考えるようになりました。

薬剤師の職能

薬剤師とはどのような仕事をするのかを定義している薬剤師法に「薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もって国民の健康な生活を確保するものとする。」とあります。薬剤師免許を持っている人が働いている場所として大きく分けて

  1. 薬局、ドラッグストア
  2. 病院
  3. 製薬会社
  4. 公務員

で、それぞれ異なる職種ではありますが、この法律に沿って仕事をしているのです。その中で私の勤務している薬局は最も地域の住民に近く、身近な存在であることを強みにしてこの非常事態に生かせるものはないか考えました。

コロナ禍で薬剤師が社会に貢献できること

常備薬(総合感冒薬)を購入をお願いすること

現在コロナ陽性判定が出たとしても入院できずに自宅療養になるケースが増えてきています。それに備えて提案があります。まず常備薬として総合感冒薬を購入しておいていただきたいと思います。これについては関連記事をご覧ください。

コロナ陽性者が増加している中での常備しておくべき風邪薬と予防策
新型コロナウイルス感染症は法律では5類になりましたが、職場や学校では疑わしければ検査することが求められています。症状を緩和するために子供から大人までのむことのできるおすすめの自宅に常備すべき風邪薬の代表的なものをあげて説明しています。

この記事で紹介している総合感冒薬を掲載します。

現在通っている病院、医院、薬局が電話、オンライン診療やFAXによる対応、薬の配送をしているかどうか確認するお願いすること

現在定期的に病院、医院にかかっている方はかかりつけの医師が電話やオンライン診療をしているかどうか確認してください。同じようにいつも行っておられる調剤薬局が処方箋をFAXすることにより薬を用意してくれるかどうか、取りに行けない場合は配送が可能かどうか、配送費はどちらが負担するかも確認しておく必要があります。これについては厚生労働省より新型コロナウイルス感染症の拡大に対する対応として文書が出ていますのでご覧ください。

https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000620865.pdf

また、すべての薬局が対応していませんが、会員登録をすると処方箋をスマートフォンで撮影し、内容をメールで送るというサービスもあります。興味があれば、ご検討ください。

新型コロナウイルス対策の点鼻薬の紹介

新型コロナウイルスのワクチン接種がまもなく開始されるようですが、医療従事者は2月下旬からになりそうです。今年の寒い時期は間に合わないようです。そこで、ダチョウにコロナウイルスの抗体を作らせ、ダチョウの卵から抗体を精製し、点鼻薬にしたものがあります。冬季のみインフルエンザウイルスの抗体も入っています。この点鼻薬は喉にいきわたらせるところが通常の点鼻薬とは違います。

1度噴霧すると3時間くらい効果があります。身近な人にコロナ陽性の人がいない場合は外出時、電車の中、買い物時など、人が密集しているところに行く際に使うとよいのではないかと考えられます。1日中使って100円くらいになるので、お手頃価格ではないかと思います。

この情報が読者の皆さんのお役に立てれば幸いです。

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