いつまで受験するのか、受験生を終える…。

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人生

こんにちは! 薬剤師のタコP🐙です。お薬のお話と40代から始まった3歳になる娘の子育てについて書いています。

国公立大学の工学部に入学したものの、将来の就職を心配するようなことを教授に言われ、このままでいいものなのか、不安に思い、もう一度、センター試験に挑戦したのでした。

医学部に行きたい

大学に在籍しながら、今年こそと思い、再び大学受験したのですが、第一希望の医学部には合格できませんでした。同時に薬学部を受験していて、薬学部は合格していました。ここで、私には3つの選択肢がありました。

  1. 合格した薬学部に入学する。
  2. 現在の大学に再び通う。(ただし、1年生の後半は大学に通っていなかったため、留年決定)
  3. あくまでも医学部をめざす。

ここで、大学受験を一旦終わりにして、予備校で出会った先輩のように卒業してからまだ行きたい気持ちがあれば、もう一度目指すという方法もありましたが、それは私には無理でした。結局、工学部に復帰しても就職が良くないと言われたことが気になって、合格した薬学部を入学辞退、在籍していた工学部も退学し、受験に専念することにしました。工学部では仲良しになった同級生もいましたが、未練を絶つためにあえて連絡は取りませんでした。

この時…。

もう少しで医学部合格を勝ち取れそうだったため、3.あくまでも医学部をめざす。を選択しましたが、今から思えば、この時点で薬学部に行ってもよかったと思っています。(もう一年受験生をやり、次の年に1年前に合格した同じ薬学部へ行くことになります。)

受験に関する参考書は揃っていたので、予備校にはいかず、自宅で勉強することになりました。夏休みや冬休みの長期休暇の時のみ、講習会に出て、外で勉強することにしました。

高校時代の担任の先生からのアドバイス

年が明け、センター試験がありました。この年も医学部に行くにはギリギリの成績でした。志望大学に出願するときに出身高校に調査書という高校時代の5段階評価で書かれた成績と各学年での希望進路が書かれた書類を申請して出願するときに大学に送らなければなりません。調査書は高校に取りに行かなければなりません。高校3年生の時の担任の先生に会って受ける学校の分の調査書をもらいました。その時に言われた言葉が忘れられないものになりました。

進学する大学によって人生の一部を決まるがすべては決まらない

進学した先で一度卒業するまで大学に行ってみよというアドバイスでした。結局、医学部合格はかなわず、去年合格した同じ薬学部に行くことになりました。

今、受験生時代を振り返って

親が開業医でどうしても医学部に行く必要があるなど、人によってはそれぞれ家庭の事情もあると思いますが、医学部を目指す際に気を付けておきたいことがあります。薬剤師の仕事をしていて、薬剤師から見た医師がどう見えているかの視点から述べたいと思います。

医師は他の職業と比べて多彩な能力が求められます。長時間勤務もいとわない体力、過酷な現場にも耐えられる精神力、論文を読める英語力、国語力、必要以上に媚びを売って自分を利用しようとする人たちを遠ざける力…などです。

医学部は入学すればほとんどの人は医師、患者を診察する臨床医になります。他の学部とは違い、入学した時点で将来の職業が決まってしまいます。医学部の入試が臨床医の資格を問うものであるとすれば入学試験の問題を早く、多く解けることのみで合格させることはおかしいのですが、これ以外の方法がないというのが現実です。医学部の学生も私が工学部で悩んだのと同じように入学してから適性がないかもしれないと思い悩む学生が多いようです。

医師免許があれば、普通のサラリーマンよりは収入が多く、社会的にも信用があるとされていますが、精神的な負担は大きい職業と思います。一方、医学部に行ってしまうと医師以外の仕事に就くことが難しいため、医師免許を使って仕事をしていくことになります。医師に自分が向いているかどうかを医学部を受験するすべての生徒が判断できるとは思えません。外国では他の大学を卒業してからしか入学できない国もあるようですが、体力のある若いうちに入学できる日本の医学部もそれなりに良い制度かもしれません。

薬学生時代に続く

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タコPのお薬のお話、40代からの子育て。

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