検査の「陽性」は悪い結果とは限らない?意味と、言われたときに確認する3つのこと

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健診

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健診の結果や病院の検査で「陽性」と言われると、悪い結果なのではないかと不安になる方は多いと思います。結論から言うと、「陽性」という言葉そのものに、良い・悪いの意味はありません。

この記事では、次の3つを整理します。

  • 「陽性」は「見つかった」という意味であること
  • 検査は完璧ではないこと
  • 「陽性」と言われたときに確認してほしいこと

1. 「陽性」は「見つかった」という意味

陽性とは、調べようとしていたものが、検査で見つかったという意味です。反対に陰性は、今回の検査では見つからなかったという意味です。

陽性か陰性かの判定は、感覚で決めているわけではありません。検査ごとに「この線を超えたら陽性」という境目が、あらかじめ決められています。

そして、同じ「陽性」でも、何を調べた検査かによって、意味はまったく変わります。

例えば、糖尿病の薬には「SGLT2(エスジーエルティーツー)阻害薬」という種類があります。糖を尿に出して、血糖値を下げる薬です。この薬を飲んでいる方は、尿の検査で「尿糖」が陽性になります。これは薬の作用として自然なことです。健診を受けるときは、飲んでいる薬を伝えてください。

2. 検査は完璧ではない

どんな検査にも、本当は違うのに陽性と出てしまうことがあります。これを「偽陽性」といいます。反対に、本当はあるのに陰性と出てしまうことを「偽陰性」といいます。

例えば、便に血が混じっていないかを調べる「便潜血検査」です。大腸に病気があっても、毎日出血しているとは限りません。検査した日にたまたま出血がなければ、陰性になることがあります。

薬やサプリメントが、結果に影響することもあります。ビタミンCをたくさんとると、尿の検査に影響し、本当は「潜血」や「尿糖」があるのに、陰性と出ることがあります。ふだん飲んでいる薬やサプリがあれば、健診のときに伝えておくと安心です。

つまり、陽性でも病気と決まったわけではなく、陰性でも絶対に大丈夫とは限りません。症状やほかの検査と合わせて、医師が総合的に判断します。

3. 「陽性」と言われたら確認すること

「陽性でした」と言われたら、まず慌てすぎないことです。そのうえで、次の2つを確認してください。

  • 何の検査が陽性だったのか
  • 次に何をすればいいのか

便潜血検査が陽性だったとき

40代から60代の方に特に知ってほしいのが、健診の便潜血検査です。陽性になったら、大腸カメラなどの精密検査で、出血の原因を確かめます。

「もう一度、便の検査をすれば同じではないか」と思うかもしれません。しかし、大腸からの出血は毎日あるとは限りません。次の検査がたまたま陰性でも、最初の陽性の理由まではわかりません。

「痔があるから、そのせいだろう」と決めてしまう方もいます。ただ、痔の出血なのか、大腸の病気なのかは、便の検査だけでは見分けられません。

陽性と聞くと怖くなりますが、精密検査を受けた方のうち、大腸がんが見つかったのは25人に1人くらいという集計もあります(日本対がん協会の2017年度の集計)。「確かめに行く」という気持ちで受けてみてはいかがでしょうか。

受診の目安

  • 健診で便潜血が陽性だったら、症状がなくても、次の健診を待たずに精密検査を受けることをおすすめします。
  • 陰性だった方も、油断はしないでください。便に血が混じる、便通の変化が続くといった症状があれば、早めに受診してください。
  • 気になる方は、かかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。

まとめ

  1. 「陽性」は「見つかった」という意味で、それだけで良い・悪いは決まりません。
  2. 検査は完璧ではありません。症状やほかの検査と合わせて、医師が総合的に判断します。
  3. 陽性と言われたら、何の検査か、次に何をするかを確認しましょう。

※この記事は一般的な情報であり、個別の診断や治療に代わるものではありません。

参考資料

※薬機法の点検:効能効果の断定、受診を不要にする表現、商品名の推奨は含まれていません。

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