不妊治療と仕事の両立で職場にわかっておいて欲しいこと

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不妊治療

こんにちは!薬剤師のタコP🐙です。お薬のお話と40代からの子育てについて書いています。昨年5月に娘が誕生し、生後9か月になりました。最後は自然妊娠で娘を授かったのですが、なかなか子宝に恵まれず、不妊治療に取り組みました。妻が不妊治療していることを職場に公表した時に非常に困ったことがあったので、記事にしたいと思います。

はじめに

不妊治療は原則、健康保険が効かないため多額の費用がかかり、働きながら継続する場合も多いです。不妊治療は終わりがないトンネルのようなもので、いつでもやめられるけれど、本当にやめてもいいのだろうか、妊娠、出産することが終わりではなく、それが始まりであることはわかっているけれど、不妊治療の成功は妊娠であるので、まるで成功確率の低いギャンブルをしているかのような気持ちになってきます。時間が経てば経つほどお金もなくなり、不安な気持ちになるので、家庭内、職場内等周囲の理解がなければ継続していくことは不可能であると考えます。

職場内でのできごと、やりとり

以下、不妊治療を公表時の妻の職場での会話のやり取りの一部です。

不妊治療をしていることを上司に報告した後、上司から仕事を密にしていた先輩(男性)に話されました。この先輩は独身男性です。

妻:〇〇課長から聞いて下さっていると思いますが、急に休むことも多くなると思いますが、ご迷惑おかけします。

先輩:前もって言ってくれたら休んでくれていいから。急に休むのだけはやめてね。頑張って!

妻:……。(急に休みたいから言っているのに、わかってもらえてないのか…。)

不妊治療は治療が進んで、人工受精、体外受精になると女性側の卵子の状態に合わせて、頻繁に通院しなくてはなりません。そして急に明日午前中来てくださいと言われる事もしばしば。

わかってもらえないのなら、説明するのが筋でしょうと思われると思いますが、この手の話を自分より年上の独身男性にいちいち説明するのも嫌気がさしたようです。

妻自身は、最初は治療をしていることを職場には、秘密にしていました。しかし、段々治療が進むに連れて「この日に来てください」と言われる事が多くなり、急に明日、体外受精しましょうとなることも。排卵の状態に合わせてエコーで見てみないとわからないこともあり、休みをとって治療に行っても、いざエコーで見ると思ったように排卵していないからやっぱり、明日のほうがいいと言われることもあるんです。となると、2日続けて休まないといけなくなります。このように経験者でなければわからないことが不妊治療ではよくあるように思います。

そういうこともあって、今後も急に休まなくてはならないことも増えることを考えて職場に治療していることを言わざるを得なくなりました。公表したことについては、職場で快く受け入れて下さり、その答えが「前もって言ってくれてたら休んでくれていいから。急に休むのだけはやめてね。」でした。

まあ、そうなんです。この同僚の方は何も悪いことは言っていません。自分自身も知らなかったら、私も男性ですし、同じように答え、それが最大の励ましで「良いこと言ってるいい同僚だな!俺!」みたいに思っていたと思います。

「前もって言ってくれたら休んでいいよ」は一緒に働く仲間としてはとても正当な答えです。なのですが、この言葉に妻はとても悩み、辛かった思い出の一つのようで、もう何年も経って赤ちゃんがいる今でも何かにつけては、思い出して話してきます。

不妊治療と仕事は両立できるか

総理大臣が変わって、不妊治療が保険適用になるようですね。今まで、不妊治療はお金がかかるというイメージも強かったですが、適用になれば、治療のハードルも下がって多くの方が挑戦してみようという気になると思います。ですが、歯科治療などと違い、自分の都合に関わらず、卵の状態に合わせてこの日でしかダメだというのが不妊治療です。私も妻も、やってみるまで知らなかった世界ですが、想像以上に過酷で孤独でした。もっとうまくやれるんじゃないのって思われがちですが、職場の理解を得られず、苦しんでおられる方も多いようです。コロナがあって多くの会社でリモートワークに切り替えられました。エッセンシャルワーカーの方々は難しいですが、改革が1歩進んで2歩下がることがないように、お願いしたいです。不妊治療の保険適用と同時に職場での理解が得られる世の中への変化に期待します。

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