男性が結婚前に知っておきたいこと

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結婚

こんにちは。薬剤師のタコP🐙です。お薬のお話と40代からの子育てについて書いています。

30代半ばで結婚、40歳を過ぎてから妻が妊娠し、夫婦2人共40代で現在6カ月の娘を子育て中です。

結婚するまで知らなかったこと、妊娠するまで知らなかったこと、出産してから知ったこと、実は結構色々ありました。夫婦共に知らなかったこともありますし、経験して始めてそうだったのかと思うこともあります。出産してから知ったことについては、コロナ禍での出産で両親教室などに参加できなかったこともあるのですが、誰かが教えてくれていたなら、ここまで苦労しなかったのにと思うので、記事にしたいと思います。

まずは、結婚するまで知らなかったこと、女性の体にはリズムがあるということです。私は薬剤師なので医師や看護師の方ほどの知識はありませんが、大学で生理学や解剖学の授業もあり産婦人科の調剤を受け持ったこともあるので、一般の男性よりは、男性と女性の体は違うということに知識はある方と思いますが、結婚して再認識しました。妻は子宮の状態があまりよくない方なので、特にですが、わけもなくイライラしている時期があります。時には酷い生理痛で寝込むこともあります。もちろん、あまり症状の出ない人もいます。

世の中の男性の中には、まだ結婚したらすぐに妊娠すると思い込んでいる人も多いのではないでしょうか。今、学校で習う性教育はどうなのかわかりませんが、昭和生まれの私の時代の性教育は避妊を教えることをメインに教えられてきました。なので、避妊をやめたらすぐに妊娠すると思っていて、いざ結婚してもなかなか妊娠しない現状にモヤモヤしている人が実は多かったりします。

妊娠してから知ったこと、早い人では妊娠が発覚してすぐにつわりが始まります。つわりの中にもいろいろあって、吐く、吐き気がするだけではなく、常に食べていないと気持ちが悪い、においに敏感になる、イライラする、眠気がするなど症状は様々なようです。妊婦さんのなかには、妊娠してハッピーなはずなのに、なぜか涙が止まらないなどの症状が出て、妊娠によって体が変わり、ホルモンバランスが変わるということを結婚前から男性も知っておく必要があると思います。つわりも個人差があり、人と比べない配慮も必要です。私も妻の妊娠中、職場の妊婦さんがつわりがなく、普段通り元気に働いていることを妻に告げて、泣かれたことがありました。

出産後は、産後うつや産後クライシスがコロナで増えているとニュースになっています。

産後うつ…赤ちゃんを産んだばかりのお母さんに現れる病状で、産後、辛くて後ろ向きな感情や考えが長く続くことがあります。赤ちゃんが産まれた1~3週間後に症状が現れるのが一般的ですが、数ヵ月後や1年後に発症する場合もあります。また出産経験の回数に関わらず、突然泣いてしまったり、赤ちゃんのお父さんであるご主人を嫌ったり、死を考えてしまうということもあります。

産後クライシス…産後2~3年の間に夫婦仲が悪化する現象のことで、妊娠や出産によって体が変わり、ホルモンバランスが変わることによって起こるとされています。精神不安や産後うつが原因と言われています。

今は核家族が増え、我が家のように高齢出産した場合、頼れる祖父母も高齢になるわけでなかなか協力を得るのは難しくなります。ましてや、コロナ禍です。もし、仮に祖父母を頼って何か相談したとしても返って来る答えは40年以上前の自分たちを産んだ時の答えで、現在の育児事情とは異なります。

我が家も産後、産院から帰ってきて自宅で夫婦二人と赤ちゃんで過ごしました。私は慣れない育児と家事、妻の世話など必死でした。そんな生活も一段落した産後5カ月辺りに妻の母乳が出なくなりました。後から調べると、出なくなった理由の一つに夜中の授乳を、2回に1回はおっぱいではなくミルクを与えていたことや、朝食を作るのが大変だったのでご飯ではなく、パン食にしていたことなどそれだけではないと思いますが、思い当たる事があり妻はショックを受けていました。妻は母乳が出なくなってから、夜中よく眠ることができるようになったと言います。その分、私が頑張って夜中のミルクをあげています。そうは言ってもおっぱいが出るママ友の話を聞くと羨ましいと思うようですが、私が高齢出産で誰の助けもない中で無理におっぱいにこだわり続けていたら、産後クライシスになっていたかもしれないと思っています。

夫の私が良かれと思ってしたことも産後の妻の逆鱗に触れることもあり、二人とも知識や経験がないがために暗中模索でした。子育てに正解はないと言われるものの、半年の育児の中でもう少しやっていればと後悔することもあります。20代で父親になっていたら、もっと周りの人にアドバイスをもらえていたかもしれません。40過ぎのおじさんに若いパパが子育てのアドバイスをしてあげようとは思わないですものね。

まだ生後半年を迎えたばかりですが、夫婦2人で育児を頑張ってきたことはよかったことと思っています。そして、妊娠、出産はどこをどう追及しても男にはわからないことであり、そこに何か口を挟むべきではないことも学習しました。男は補佐するしかありません。産後クライシスとは男女の中で育児に対する温度差からでてくるものだそうです。まだまだ、渦中ではありますが、妻と共にこれからも育児を楽しんでいきたいものです。

皆さんの意見がありましたら、お問い合わせフォームからよろしくお願いいたします。

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