睡眠時無呼吸の検査は自宅でできる?|いびきの相談先を薬剤師が解説

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健診

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家族から「寝ている間、息が止まっていたよ」と言われたことはありませんか。本人は眠っているので、なかなか気づけないんですよね。「一晩泊まって検査するほどなのかな」と迷っている方も多いと思います。

結論から言うと、睡眠時無呼吸の検査は、自宅でできる場合もあります。ただし、自宅の検査で出た数字だけで「大丈夫」と決めないことが大切です。

この記事では、薬剤師と臨床検査技師の立場から、次の3つを整理します。

  • どんなときに相談するか
  • 自宅検査の流れと、数字の見方
  • 受診のときに伝えたいこと
状況急ぎ具合行動
家族にいびきや呼吸の停止を指摘された早めに相談かかりつけの医師、または内科・呼吸器内科・耳鼻咽喉科・睡眠外来へ
昼間の強い眠気が続く早めに相談医療機関へ相談する
眠気が運転や仕事に影響している早めに相談医療機関へ相談する(安全にも関わるため伝える)

どんなときに相談する?

相談の目安は、次の3つです。

  • 大きないびき
  • 寝ている間に呼吸が止まる様子を、家族に見られたこと
  • 十分寝たつもりでも、昼間に強い眠気があること

いびきだけで病名が決まるわけではありません。でも、相談する理由には十分なります。睡眠時無呼吸は、夜の眠りの質が下がって昼間に眠気が出る病気の代表例です。眠気には慣れてしまって、自分では気づきにくいこともあります。

相談先は、内科、呼吸器内科、耳鼻咽喉科、睡眠外来などです。どこに行けばいいか迷ったら、まずはかかりつけの医師に相談してみてください。

自宅でできる検査って、どんなもの?

自宅で行う検査では、医療機関で機械の使い方を聞いて、寝る前に自分でセンサーをつけます。鼻の呼吸の様子と、指先で血液中の酸素の量を記録します。機械によっては、胸やお腹の動きも見ます。いつもの布団で眠れるのは助かりますね。

数字だけで「病気だ」「大丈夫だ」と決めていい?

ここが、いちばん大事なところです。自宅で使う簡易的な機械は、脳波を記録しません。呼吸は記録できても、何時間眠ったかまでは測らないものがあります。そのため、呼吸の乱れが実際より少なく見えることがあるんです。

家族には何度も止まっていると言われるのに、数字が低かった――そんなときは、「これで違う」と決めつけないでください。その食い違いを、そのまま医師に伝えてほしいんです。症状や持病、記録の状態も合わせて、くわしい検査が必要かどうかを判断してもらいます。

くわしい検査「睡眠ポリグラフ検査」

くわしい検査は、専門の医療機関で一晩眠って行います。頭や顔、胸、指などにセンサーをつけて、呼吸や酸素に加えて、脳波などから眠りの状態も調べます。名前は「睡眠ポリグラフ検査」。言い換えると、眠りと呼吸をくわしく調べる検査です。

自宅の検査と、医療機関での検査のどちらが合うかは、人によって違います。自宅検査は便利ですが、数字が低くても症状が続くなら、相談を続けましょう。

受診のときに伝えたいこと

医師に伝えるとよいのは、次の3つです。メモしておくと安心ですよ。

  • いつからか
  • 家族に何と言われたか
  • 昼間の眠気で困っているか

薬剤師からは、普段飲んでいる薬のことも伝えてほしいと思います。薬の種類は、眠りや呼吸の状態を考えるときの確認事項になります。処方された薬だけでなく、市販薬も含めて、お薬手帳があれば一緒に見せてください。

そして、心配だからといって、処方薬を自己判断でやめないでください。変えたほうがいいかどうかは、医師や薬剤師と相談して決めましょう。

眠気が運転や仕事に影響しているなら、それもぜひ伝えてください。単なるいびきの悩みではなく、安全にも関わることがあります。

受診の目安

  • 家族に、いびきや寝ている間の呼吸の停止を指摘されたとき
  • 昼間の強い眠気が続くとき
  • 眠気が運転や仕事に影響しているとき

どれかに当てはまれば、早めに医療機関へ相談してください。必要な検査やその後の対応は、医療機関で相談して決めてくださいね。

まとめ

  1. 呼吸が止まる様子や、昼間の強い眠気は、相談のサイン。
  2. 自宅で検査できる場合もあるけれど、数字だけで安心しきらない。
  3. 受診のときは、症状と一緒に、飲んでいる薬と眠気の影響も伝える。

この内容は、臨床検査技師の妻と薬剤師の夫がYouTubeでも約7分でお話ししています。

【睡眠時無呼吸】いびきを指摘されたら?検査は自宅でできる?数字の見方と受診で伝えたいことを薬剤師×臨床検査技師が解説

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@tako_freelance_pharmacist

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この記事を書いた人

薬剤師の夫・takoP × 臨床検査技師の妻・aoba
健診結果の「H・L」「要受診」の意味を、専門用語なしで解説しています。YouTube「TA医療夫婦チャンネル」でも同じテーマを夫婦トークで発信中です。

※この記事は一般的な情報で、個別の診断や治療に代わるものではありません。実際の判断は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください。

参考資料

  • 厚生労働省 e-ヘルスネット「睡眠時無呼吸症候群」「昼間の眠気」
  • 日本睡眠学会「声明:睡眠ポリグラフ検査の重要性について」(2015年)